マニ地方は、露わな岩肌に野太いオリーブの古木が茂る
ギリシャ最南端半島のひとつに位置します。
Tainaron Blue Retreat は
そんなマニの半島に、19世紀に建てられた物見櫓を改装して出来た
まさにリトリート向けのアコモデーション。
建築家であるオーナーカップルが
旅の途中でこの櫓を初めて見た時、建物は破壊され廃墟と化していたそうですが
その息を呑むような眺望とロケーションに
思わず壁に書かれた連絡先に電話し、購入してしまったとか。
美しさと険しさは、しばしば渾然一体となって私達を魅了します。
Tainaron Blueも櫓を改装したとあって、狭い空間と荒い石壁とに囲まれてはいますが
白のリネンと無垢材、ガラス、アイアンを使用し、
秘密基地のような無骨さとリラックスした空気感を上手に相互作用させています。
しかしここの魅力は、何と云っても
崩れかかった土台を、その荒々しさを残したまま
ラグジュアリーに変貌させたエクステリア。
朝食用のダイニングテラスから
パーソナルに楽しめるテラスエリア
今やリトリートの必需品、インフィニティプール
エーゲ海を臨む特等席まで、揃っています。
陽が落ちて、細い細い月が浮かび上がる頃
中世の面影がそっと戻って来ます。
灯りをともして、
グラスを片手に
終わらない話をしましょう。
Tainaron Blue は海が碧い時期だけの営業。
仕事が落ち着いたら、とか
休みになったら、とか
いつまでも実現しない言い訳ばかりしているなら
現実を強制終了させてやってくるのにもってこいの場所です。
Tainaron Blue Retreat
Vathia Mani 230 62, Peloponnese Greece
+30-2733300461
カラマタ空港より125km
営業期間：5月～10月
