CASA WABI in Mexico



メキシコのプエルト・エスコンディドの海岸沿いに
豊穣なる芸術の
乾いた、静かな、開かれた、やさしい懐、現わる。


CASA WABI(カーサ・ワビ)と名付けられたその広がりは

メキシコのアーティスト、ボスコ・ソヂと
そのパートナー、アートコレクターであるパトリシア・マーティンが

日本の建築家、安藤忠雄に依頼して完成させた
住居兼アートセンター。


CASA WABIは
研修生が使用する6つの宿泊施設、多目的スペース、プロジェクションルーム、
そして27ヘクタールの庭から構成されています。



名前の由来は、もちろん「侘・寂(わびさび)」から。
“自然の中にある偶発性や深みに不完全な美しさを見出す” という意味合いで
この名がつけられました。


“このプロジェクトは南太平洋に面し、550メートルに渡る息を呑むほどの海岸線を共有しています。
そんな雄大な景色の中に、私は長さ312メートル、高さ3.6メートルのコンクリート壁を作りました。
壁面は、北側の公共プログラムと南側の民間プログラムとの間に水平な分離を作り出します。
同時にこの壁は、すべてのプログラムを横断する主たる循環経路を生み出し、二重の内外壁として機能しています。
赤とオレンジに彩られた素晴らしい日没は、コンクリートの表面に反射し輝くでしょう。

インテリアは上下で2つの要素に分かれ構成されています。
視界の上半分はパラパ屋根(ヤシの葉で葺いた屋根)からこの土地の伝統的な精神を捉え
視界の下半分は幾何学的なコンクリートの壁、柱、石の床、木製のシャッターから現代の本質を捉えるようになっています。

これは、さまざまな珍しい素材を使った非常にユニークなプロジェクトであり、
この場所以外では作り得なかった建築とスペースへと私を導いてくれました。

安藤忠雄”

Original text (English) from Official Website of CASA WABI





CASA WABI財団では
アートに触れることがプログラムの参加者の人生観を豊かにするという考えの下、
あらゆるプログラムが開催されているそう。

プログラムの提供者は世界中から集まるけれど
プログラム参加者は主に現地の住民。

こんなにカッコイイけど、要は地域のコミュニティセンターなんですね。

アートと人の可能性を強く信じる
聡明でパワフルなご夫妻に、脱帽しきりです。


非営利団体であるCASA WABI財団への寄付はこちらから。

※ここを訪ねるための素敵な宿泊施設を発見したので
近々こちらでご紹介させて戴きます。おたのしみに。



Click for more information ☞ FUNDACIÓN CASA WABI
Image sorse : FUNDACIÓN CASA WABIdezeen
Photography : © Edmund Summner