南フランスの中世都市アヴィニョンから車で30分の
サン=レミ=ド=プロヴァンス。
ローマ時代の遺跡と、ノストラダムスの生家と、
燃えながら走るように生きたゴッホが
ここの精神療養所で過ごしたことで有名なこの街は
プロヴァンスらしいライムストーンの壁と
乾いたオレンジの瓦屋根の続く古く小さな都市。
風光明媚で歴史に満ちてはいるけれど
観光客で溢れるというほどでもなく
忙しない環境に煩わされずに過ごしたい
そんなヴァカンスにうってつけ。
もしあなたが、
そんな時間をサン=レミ=ド=プロヴァンスで過ごしたいなら
Hotel de Tourrelはいかがでしょう。
Hotel de Tourrel は
貴族である Tourrel d'Almeran(トゥレル・ダルメラン)家の
17世紀に建てられた邸宅を改築したアコモデーション。
中世から街に佇むファサードは17世紀のままだけれど
重いウォルナッツ材のドアの向こうには
ドイツ人のオーナー、ラルフ・フュースゲンと
建築家のマーゴット・シュティンゲルが拘って創り上げた
モダンでスタイリッシュな空間が広がっています。
7つのスイートはシンプルでスマート。
中世らしい原始的な肌色の石に囲まれているのに
古びた印象を一切持たせません。
美しいオリーブグリーンのビロードソファが印象的な
モダンなレストランも評価が高く
すぐ脇にはテイスティングルームの付いたワインバー。
ルーフトップにはプールとテラスがあり
連なる甍の波の向こうに暮れゆく空を眺めながら
ワインを片手にタパスをつまむことも出来ます。
パリも捨てがたいけど
次回は素通りしてこの宿に直行、っていうのも
すごく粋な過ごし方だなあ、と
妄想している私です。
妄想している私です。
Hotel de Tourrel
5 Rue Carnot F-13210 Saint-Rémy-de-Provence
+33 (0) 4 84 35 07 - 20
No comments:
Post a Comment