MAISON KAMARI in Paros



ギリシャのキクラデス諸島に属するパロス島は
ささやかで、一見平和な島だが
紀元前に入植によって人々が住み始めた後
プトレマイオス朝、アテナイ、ローマ帝国、
十字軍、ヴェネツィア共和国、オスマン帝国と
時代に沿って侵略を受け続け
19世紀の独立戦争によりギリシャの一部となった。

長き侵略の歴史を生き抜いて来た島だが
今はその美しさでヨーロッパのバカンス客を惹きつけ
おだやかにエーゲの水面に浮いている。
美しく白い大理石を産出することでも有名だ。



MAISON KAMARI はそんなパロス島の主要空港から車で15分、
キクラデスらしい白と青のコンポジションと
ギリシャ本土の田舎らしい岩肌と乾いた緑を併せ持つ町の郊外の
なだらかな丘の斜面に建っている。


週単位で滞在可能なアコモデーションで
4000㎡の土地に
ベッドルームの付いた母屋とゲストハウス、
テラスとプールが作られている。





テラスとプールは一見シンプル過ぎるようで
このギリシャらしい乾いた大地によく溶け込むよう
地元の建築家によってデザインされている。




母屋のメインは海に向かって作られたリビングルームと
そこに面したオープンキッチン。

シンプルだが、決して冷たくよそよそしい空気は
ここには存在しない。






あたたかい白と木肌の色、
壁に掛けられたアースカラーのアートや手編みのカゴ、
ぽてっと丸い大きな裸電球が
この殺風景になりがちな建築物を団欒の場所に変えている。



ベッドルームやバスルームも
極力シンプルに整えられている中に
ギリシャの人々の手の温もりを感じさせる。






各ベッドルームにはもちろんバスルームが備え付けられ
アメニティはギリシャのオーガニックコスメで揃えられている。

シンプルなサンミラー(ヨーロッパなどに多く見られる太陽を象った鏡)や、
コンクリートシンクという無機質なマテリアルと
少し傾いたような古めかしい木製の三脚椅子の相性が素晴らしい。




テラスの脇の外階段を登れば
母屋のルーフトップにあるアウトドアリビングへ出られる。




ここで冷たい白ワインや檸檬酒を飲みながら
満天の星を眺められる。

そこだけを切り取っても最高のバカンスになりそう。



町からちょっと離れているようだけど、バイクも貸し出し可。
5分圏内にビーチとバーと島一番(!)のベーカリーまであり
新鮮な食材をバスケットに入れて配達して貰うこともできる。

フェリーなどで近隣の島々への連絡も簡単なので
のんびり過ごす派じゃない人も、退屈なんてする暇なく
一週間があっという間に違いない。

ベッドは6人分だけど
子供達用にエクストラベッドも足せるみたいだし
家族や友人など、旅の友を沢山募って
こんな贅沢な1週間を過ごすことを
バケットリストに入れてみるのもいいかもしれない。









MAISON KAMARI
 KAMARI, 84400 PAROS  GREECE


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Photograph © Bubble Kraft.

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