Un appartement hétéroclite 投稿者 marieclairemaison
パリの屋根裏
そう言うとロマンチックだけれど
本当は、夏は暑くて冬は寒い。
エレベーターも通ってないし、天井は斜めだしで
他の物件よりも少しだけ安いことが多いと聞きますよね。
でもやっぱり、屋根に開いた大きな斜めの窓は
パリに住んでいたら享受してみたい特権。
サンドリーヌのアパルトモンも例に漏れず
小さくて天井の低い典型的な屋根裏。
でもそこには「hétéroclite=寄せ集めの、雑多な」というぐらい
沢山の要素がぎゅっと詰まっています。
なのにせせこましく感じず、スタイリッシュに暮らしている…どうやって?
そこには小さな部屋に住む人ならではの
沢山のアイデアがいっぱい!
カラーリングを壁とエマイユのタイルに合わせ
棚も、机と同じ色にペイントされた家具を嵌め込んで作られています。
大きな面積を占めるものの色を統一するだけで、こんなにもスッキリ。
ビデオでも言っているように
緑、グレー、白、木肌で統一された空間は
これだけ物があるのにそう感じさせません。
何よりもすごいのはキッチン。
黒で統一して一番奥に背の高い冷蔵庫を配することで、
奥行きも出てキッチンと家電が一体化し、
さらに手前に突然のイエロー(緑と木肌に近く、グレーと黒を際立たせる色)
のチェアを置くことによって、隣接しているダイニングとさり気なく分断し
さらなる奥行きを生み出しています。
余り沢山照明をぶら下げられないので
ダウンライトを中心に間接照明を使っていますが
Tsé&Tsé のキューブライトの使い方がまた秀逸!
全体的に直線や矩形の多いサンドリーヌのインテリアに
スッと馴染んでいるのは、その形が要因。
既製品とは思えないぐらい部屋にマッチしています。
そして、これが出来ていないと
インテリアはごちゃごちゃになってしまう…という大事なポイント、
金属製品の色の統一です。
こっちはシルバー、こっちはブロンズ、あれはゴールド…
そんな家はどれだけ広くてもごちゃごちゃして見えてしまいます。
意外かもしれませんが、これは清潔感にも繋がるんですよ〜。
サンドリーヌは主要な金属類を全てをシルバーで統一していますね。
コーヒーテーブルの上の照明、バスルームから椅子、
取っ手に至るまで統一されています。
これはセンスもあるけど、とても大事なのは意志力。
本当に部屋にマッチして尚且つ気に入る物だけを集めた結果です。
計算、というより、もう感覚で作られている部屋。
東京に住む私達も是非参考にしてみたい
サンドリーヌの小さなアパルトモンでした♬