MONSIEUR BLEU in Paris
9.01.2016
パリへ行って、何をしますか?
初めてのパリなら、美術館を巡ってセーヌ沿いを歩き、エッフェル塔に凱旋門。
観光地を十分堪能したら、道に張り出したカフェの席からパリジャン達を眺めてみる。
それだけで日本人の短い旅行期間はあっという間に過ぎてしまうかもしれませんね。
でも、もし人生で一回のパリなら、またはそれが2回目以降のパリならば
スケジュールとトランクの中に余裕を持たせてみて下さい。
トランクの隙間にはドレスと、とっておきの靴。
空けた時間にはレストランにランチの予約。
その日はゆっくり起きて、丁寧に身繕いをして下さい。
前の晩に吊しておいたドレスに着替えましょう。
髪をまとめるならちょっとラフに、アクセサリーは極力控えて。
出かけるときにはカーディガンかジャケットを羽織って、小さなバッグを持ちましょう。
とにかく、パリに野暮は禁物です。
こんな日の朝食は、部屋のテラスにあるテーブルでとるのが最高だけど
出来なければホテル近くにある静かなカフェでとればいい。
コーヒーにクロワッサン、甘党ならパン・オ・ショコラ、パン・オ・レザン。
お喋りして、街行く人を眺めて、何をするともなく時間を無為に過ごしましょう。
手元のカップが空になっても、パリのカフェはのんびり。誰にも追い出されません。
少し余裕を持ってお店へ向かいましょう。
何故なら、お店へ向かう道がまた楽しいから。
きっと、気がついたらこんな時間!とびっくりするでしょう。
辿り着いたのはPalais de TOKYO。
新ウィングに出来たレストランMonsieur BleuはJoseph Dirandのデザイン。
マーブルに囲われたオリーブグリーンのベロアの控えめな輝き、タイルのように配された鏡、
そして黒と白のコントラストが、アールデコを思わせるモダンな空間を引き締めています。
特筆すべきはブラスゴールドのBARカウンター。
ここに座るなら、どんなドレスが映えて、何をオーダーしたくなるでしょう。
ゲストの想像力を掻き立てるデザインほど素晴らしいものはありません。
デザインもさることながらロケーションも最高です。
人気のテラス席からはセーヌ越しに大きなエッフェル塔。
夏なら日よけの下のソファー席、季候のいい時なら通り沿い。
何処を選んでも十分に堪能できそうです。
フラッとBARに立ち寄るだけでもよさそうですね。
Palais de TOKYOでのエキシビションのついででもいいし、待ち合わせにもよさそう。
でも飲み過ぎには注意。
何度も言いますが、パリに野暮は禁物です。
Monsieur Bleu
20 Avenue de New York 75116 Paris
+331 47 20 90 47
営業時間 12〜26時
テラス席は5〜9月のみ
http://monsieurbleu.com/
Information : Palais de TOKYO
Image sorse : 1, 2, 3, 7 Monsieur Bleu / 4, 5, 6, 8 © Adrien Dirand